GM ASSOCIATES(株式会社GMアソシエイツ)

代表あいさつ

持続可能な未来社会の創造を!
  • 経済における持続可能性への挑戦!

    本来「経済」という言葉の語源は、「経世済民」であり、「世の中を治め、人民を救う」という意味でした。それが昨今では、「経済」とは主に「市場(マーケット)」を指す言葉として使われ、あたかも株式市場や為替市場が経済の全てであるかの様です。民を救うための経済が、弱者を置き去りにして強者が巨大な富を占有し極端な格差社会を形成してしまう経済になってしまいました。

    現在の国際会計基準に基づく四半期決算書こそは、経済活動における「短期主義」の象徴であり、これは長期的な持続可能性とは対極にある価値観です。国際資本市場は、自然の再生を待たずに「収穫」することによって最大の利益を上げている企業の四半期決算書を褒め称えているのです。GDPの豊かさは、決して人間の健康・幸福・充実感の豊かさに結びついてはいません。

    今から200年以上前にドイツの哲人ゲーテは「ファウスト」の中で「自己の欲望を果たすためには手段を選ばず、他者の苦しみも一切顧みることなく、ひたすら手っ取り早く成果を求めるという文明の病理」こうした文明の病理をいかに克服するか!と未来に警笛を鳴らしていました。現在の世界経済と言っても、その本質は人間の内面に潜む「貪欲」が作り出しているものに他ならないと思います。

    社会は、また、我々人間は、今一度自己の内面にベクトルを向け、「何のため」の経済なのか、仕事なのかを問い直すことが重要だと考えます。これから飛躍的に加速するであろう「AI(人工知能)」による社会変革は、「人間の幸福」「生命の尊厳」を基軸としなければ、コントロール不能な狂った猛獣を野に放つことになるかもしれません。

    GMアソシエイツのコンサル事業部は、「人間主義の経営学を根幹に、あらゆるビジネスの価値創造をし、社会に貢献する」を事業理念とし、あくまでも人間のエンパワーメントを根幹として、「経済における持続可能性への挑戦!」を掲げて前進して参ります。

  • 環境における持続可能性への挑戦!

    2015年COP21「パリ協定」では、「世界の平均気温上昇を2度未満に抑える」事が掲げられ、今世紀後半には、人間活動による温室効果ガス排出量を実質的にはゼロにしていく目標が打ち出されました。国連総会でも「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で、「再生エネルギーの利用比率を大幅に向上させる」ことが採択されています。

    しかし、パリ協定での日本が掲げている排出量削減目標は26%で、迫力を欠くものであり、2030年に向けての電源構成では、再生エネルギーである太陽光を7%、風力を2%と、拡大どころか抑制目標になってしまっています。

    「原発依存」と、「資源は無限にある」との発想が招いた地球規模の環境破壊の脅威から、どうやって「持続可能な環境社会」に革命していくか?

    世界の最先端の研究によるレポートでは、「生産性に於いてエネルギー効率を現在の5倍とし、エネルギー消費を1/5に削減することが現在の先端技術で可能である」と説明しています。その上で、再生可能エネルギーを拡大していけば、原発や化石燃料などの「持続不可能なエネルギー」に依存する必要は無くなるという事です。

    マハトマ・ガンジーは、「地球は人間の“必要”を満たすには十分でも、“貪欲”を満たすには十分ではない」と指摘しています。社会全体が環境破壊を断じて止めるために、“できること”の追求から“なすべきこと”の追求への軸足のシフトに「持続可能な社会」を築く為の道筋があると思います。

    社会の繁栄、個人の幸福を望むのであれば、まず、地球の環境を守らねば何も成り立ちません。
    「貪欲」から「充足」へ、「既得権益の執着」から「人類益の共有」へ、「短期的な成果」から「持続可能性の創造」への転換こそが、「なすべきこと」の基軸になると考えます。

    GMアソシエイツのエネルギー事業部は、「エネルギー革命を通じて、持続可能な未来社会の創造に貢献する」を事業理念とし、エネルギーの最大効率化と、先端技術による省エネ、再生可能エネルギーの拡大を促進し、「環境における持続可能性への挑戦!」を掲げて前進して参ります。

2016年5月
株式会社GMアソシエイツ
代表取締役 児玉 司

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