HEMS
２０１６年４月より電力小売全面自由化がスタートしました。既存の電力会社と新電力会社（PPS）の競合により、電気料金が安くなることが期待されています。しかし、どれだけ電力会社同士が競合しても燃料費や修繕費が高騰してしまえば、電気料金は上がります。GMアソシエイツは、本当の意味で電気料金を削減するには「省エネによる電気使用量そのものを減らすことが必要であると考えています。
HEMS（へムス）とは、Home Energy Management System の略です。直訳になりますが、家庭のエネルギーをマネジメントするためのシステムです。省エネによるエネルギーの効率化と共に、太陽光発電・蓄電池・電気自動車などを組み合わせることで電気の供給を電力会社に頼らず、自分で使う電気は自分でつくり・運用する地産地消システム（オフグリッドシステム）を構築することも可能になります。
HEMSの主な構成要素
- 測定器による
「見える化」
- 機器入換による
「省エネ」
- 電力切替による
電気代削減
- 太陽光発電による
「創エネ」
- 蓄電池による
「蓄エネ」
- 測定器による「見える化」
- HEMSはその名の通りシステムです。このシステムの根幹となるのが測定器です。スマートメーターや分電盤などから電力データを得るために測定器を設置し、消費電力パターンや傾向を把握します。この電力データを活用すれば、様々な企業が提供しているサービスを利用できるようになります。また、測定器には通信機能が備わっており、パソコンやスマートフォンで消費電力を「見える化」すると共に、エアコンやエコキュートなどを外出先からでも遠隔操作することが可能になります。
- 機器入換による「省エネ」
- 電気料金を削減する上で、最もシンプルで効果的な方法です。機器の効率性は年々向上しており、その進化のスピードには眼を見張るものがあります。また、GMアソシエイツは測定器から得た電力データを基に、機器や電力会社プランを切り替えることによるメリット・効果を具体的にシミュレーションという形で提案させていただきます。また、省エネによるCo2削減は世界共通の認識として掲げられている至上命題であり、日本も積極的な推進を促すために、省エネに対して補助金によるバックアップ体制を整えています。
- 電力切替による電気代削減
- ご契約されている電力会社の契約プラン見直しや電力会社自体を変更することで、電気料金を削減できることがあります。現在、数百社に及ぶ企業が新電力会社として登録をしており、さらに電力会社ごとに様々なプランがあるため、選択肢はとても多くなります。しかし、どれが最適な選択であるかを見極めることは容易ではありません。GMアソシエイツは各家庭の電気消費パターンに最適な電力会社や電気プランを提案させていただきます。
- 太陽光発電による「創エネ」
- 私達が生活する上で、電気はなくてはならないものです。今まで電気は、料金が上がれば言われるがまま従うしかないものでした。電力小売全面自由化により、私達には電力会社の選択肢ができましたが、燃料費が高騰してしまえばどこであろうと電気料金は上がります。自分の電気は自分でつくり・運用することができれば、そのような事態に巻き込まれることはなくなるとともに、自然災害などの非常事態時においても対応ができます。そのためには発電設備が必要不可欠であり、家庭の場合は太陽光発電が一般的になります。
- 蓄電池による「蓄エネ」
- 電気は生物（なまもの）です。そのため、つくられた電気はその場で消費しなければなりません。太陽光発電の場合、太陽が出ていない夜や雨の日は発電できませんので、運用するにあたっては蓄電池に貯めておく必要があります。現在、蓄電池は日進月歩で技術革新が進んでいます。近い将来、今よりも価格的・機能的に優れた蓄電池が出てくることが期待されています。
